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〔あ〕

●〔アタリ〕=ヘラブナがエサを吸い込んだ時、ウキのトップの目盛が1〜2目盛水中に沈む動き。いわゆる『ツン』アタリとはこのこと。

●〔アワセ〕=アタリが出た時、魚を鈎(ハリ)にかけるために行う動作。ヘラブナ釣りの場合、竿を前へ出すように小さく、鋭く竿先を上げる。 なお、アワセ方は、いろいろある。

●〔アワセ切れ〕=スレか否かに関係なく、アタリにアワセたと同時にハリスが切れてしまうこと。アワセる時に、竿を強く上げてしまうとそのショックで切れてしまう。

●〔アワズケ(泡付け)〕=ヘラブナがエサを吸い込む時にサイハ《エラの内側にあるひだ状の器官》から発生する気泡。ヘラブナの場合は泡が細かく、数が多いのが特長で、他の魚との区別がつく。ヘラブナがエサに寄ったことの判断のひとつになる。

●〔アッパー〕=スレの中でも、下アゴに下方向(からだの外側)からハリが刺さる状態のことを言う。アッパーカットから発生したヘラブナ釣り用語。

●〔浅ダナ〕=水面から1m位までのタナ(水探)のこと。明確な基準はない。また、このタナを釣ることを〔浅ダナ釣り〕と言う。

●〔朝まづめ〕=早朝、日の出直前から日の出後しばらく、魚が活発に動いてエサを食べることがある。この時間帯や現象を『朝まづめ』という。朝まづめによく釣れるのは日中の水温が高くなる春から秋にかけてで、そのため、この時期の野釣りでは、日の出前に釣り場に着くことが、良い釣りをする条件と言われる。

●〔アタリ返し〕=ウキが、なじみながらアタり、なじみ切って、ウキのトップが上がって来る時にアタリが出ること。たとえば、ウキがなじむまではいつアタってもおかしくないほどさわりがあって、時折アタるのに、上がってくる時にはアタリが出ない時に「アタリ返しがない」と言う。

●〔アンカー〕=ヘラブナ釣りでいうアンカーとはボートを固定するために用いるコンクリートの塊(もしくはコンクリートの詰まった缶)に長いロープ、が付けてあるもの。3個のアンカーを均等な距離に沈めてロープを張ることで舟を安定させる。また、底釣りで、バラケエサを重く、硬くして、仕掛けが流されないように工夫することを「アンカーにする」と言う場合もある。

〔い〕

●〔入れ食い〕=イレパク=連続で釣れること。または連続でなくとも一定以上のペースで多く釣れることを言う。

●〔生きエサ〕=生きものをエサに使うこと。主にヘラブナ釣りのエサは(植物繊維を中心とする)練りエサが中心であるため、原形をとどめた生きものをエサに使うことは滅多にない。管理釣り場や釣り堀では生きエサは禁止になっている所が多い。

●〔1枚〕=ヘラブナ釣りでは、一匹のことを一枚と呼ぶ。枚数=ヘラブナの数。

●〔板オモリ〕=ヘラブナ釣りで主流とされるオモリ。薄い板状のオモリを糸に巻きつけ、ウキの浮力に合わせて切り取り、微調整する。 厚さの種類は、3種類ある。

●〔1本〕=長さや探さに用いる単位。もともとは竿一本と言い、竿のパーツ1本分の長さであった。今では広く1本=1mとして使われている。

●〔1発〕=エサの名前。麩(ふ)を立方体状に切ったエサで、主に夏場の食わせエサとして用いられる。素材・形状は〔オカメ〕と同じで、総称して〔角麩〕〔切麩〕と呼ばれる。

●〔1発どり〕=ウキが立ってから、一番初めに出るアタリにアワセて釣ること。

●〔1本バリ〕=本来は2本バリであるヘラブナ釣りの仕掛けを、ハリを1本にして釣る方法を言う。夏の釣り堀のカツツケ釣り等、魚が寄り過ぎて釣りづらい場合に用いることがある。また、底釣りではほとんど用いられない。1本バリは釣り場や釣り会などによっては禁止されている場合もある。

●〔1本オール〕=釣り用ポートを漕ぐ時に、2本備えつけてあるオールを外して、1本だけを手に持ち、舟のヘサキに立って(しゃがんで)漕ぎ進む方法。ある程度の慣れが必要。ボートが混雑する場所では、静かに舟を進めることがマナーとなるため、常に必要とされる漕ぎ方。また、この方が、ヘラブナを散らさない。

●〔糸ずれ〕=水中にある道糸やハリスなどが、魚の起こす水流や、直接触れることなどによりその動きがウキに伝わること。

●〔インスタントウドン〕=釣り場で作るゼラチン状の食わせエサのこと。重さや表面がウドンに似ていて、手軽に作れることから、その名前が付いた。少量の粉を水で溶き、軽く練ってオカユポンプに入れ適量を取り出して使う。

〔う〕

●〔ウキ〕=ヘラブナ釣りに用いられるウキは、総称して〔へらウキ〕と呼ばれる。上から、目盛として使われるトップ、浮力を得るための細長いボディ、そして仕掛に接続するための足の3つの部分で成り立っている。各部の素材は様々だが、現在主流となっているのは孔雀の羽をボディの材料としている羽根ウキ。トップや足の素材は、釣り方によって数種類の中から選ばれる。 

●〔ウキゴム〕=ウキを差し込むゴム。ヘラブナ釣りの場合は遊動式と呼ばれるものを使う。

●〔うわずり〕=麩エサのバラケ過ぎなどが原因で、釣っている水深よりも、ヘラブナのタナが上がってしまうこと。3mの水深で釣っていて、 ヘラブナのタナが2mになったとしたら、それは上ずったという事になる。この時のウキの動きは、ウキがなじむ途中では、さわりなどがあるが、ヘラブナを釣るタナまでなじむと、まったく動かなくなる。

●〔ウケる〕=ウキが立って、ウキのトップがエサの重さでなじんで行く時に、エサに寄ったヘラブナにエサがあおられたり突つかれたりすることにより、ウキのトップの付け根もしくはウキの肩が上下に動くこと。ヘラブナがエサに寄ったことを伝える動きであり、サワリの一種。「ウケが強い」とは、トップ付け根や、ウキの肩が激しく上下に動くことを指し、ウワズリの前兆といえる。

●〔ウマノセ〕=馬の背=水底が馬の背中のように盛り上がっている所。岬などの地形がそのまま水中に続いている場所などがウマノセにあたる。底の角度や水探が変化する場所になるため、水温の上昇や日光の照射等、魚が集まりやすい条件を備える場合が多く、好ポイントとされる。

●〔上鈎〕(うわばり)=ヘラブナ釣りの仕掛けの特長である2本のハリのうち、短いハリスについているハリの事。仕掛けを持ってぶら下げた時に、上にあるために上バリと呼ばれる。主にバラケエサを付けるために、下バリ(長い方)と同じか、下バリよりも大きいハリを使う場合が多い。

●〔上バリトントン〕=底釣りにおいて、上バリが底に届いてちょうど着いている状態。理論上は上バリが底に立っている状態、もしくは少し寝ていることになる。底釣りの基準となるタナの呼び方。

●〔ウドン〕=うどん=ヘラブナ釣りにおいて、主に冬のクワ七用として使われるエサ。わらび粉、くず粉などが原料で、それらを水で溶き、鍋等で熟してゼラチン状にして、ポンプ等で冷水に絞り出して一定の形(ウドン状)に仕上げ、釣り場に持参して適度な大きさに切り、使用する。

●〔打ち返し〕=エサが付いているいないにかかわらず、次のエサを投入すること。

〔え〕

●〔エサ落ち目盛〕=エサを付けずに、オモリとハリだけの状態でウキが立ち、静止した時に水面上に出ているウキの目盛のことを指す。一般的に「エサ落ち」と呼ぶ。

●〔エサ切れ〕=水中においてエサが付いている状態で竿を上げた時に、エサがハリから落ちる様子。エサがハリから落ちにくい時などに、「エサ切れが悪い」と使う。また、この動作を行なうことを〔エサ切り〕という。

●〔エサ持ち〕=水中で、エサがハリに付いている時間、長い間付いていれば「エサ持ちが良い」すぐに外れ(落ち)てしまえば「エサ持ちが悪い」という。

●〔エサ打ち〕=ハリにエサを付けて、水中に投入すること。

●〔エレベーター〕=ウキを上下させ、1番釣れるタナを探して釣る方法。

〔お〕

●〔オダ〕=釣り用語。水面上に出ている立木のことを総称してオダと呼ぶ。

●〔オダ釣り〕=あらかじめ沈められた人工のオダに寄っているヘラブナを釣ることを目的とした釣り。

●〔落とし込み〕=エサを付けて振り込む時に、ウキが立つ位置にエサを正確に落とすこと。つまり、エサとウキが同じ位置に着水し、そこにウキが立つ、逆に、仕掛けの長さ分いっぱい沖にエサを落とすことを「振り切り」という。一般に、エサ打ち点に魚が寄っている時は落とし込みで、逆に魚がいない場合や寄せたい時は振り切りでエサを打つ。

●〔落ち込み〕=ウキが立ち、エサが沈んで行き、なじみ切るまでのこと。要するに水中のエサが沈み切るまでのことを表している言葉。

●〔オカメ〕=〔一発〕を見てね。

●〔オール〕=舟を漕ぐための道具。通常二本備えつけられている。

●〔オモリ負荷量〕=ウキが水面上に立つために必要なオモリの重さ、量、大きさのこと。

●〔オカユ〕=ヘラブナ釣りにおいて、主に冬に食わせエサとして用いられる。粉を水で溶き、練ったものをポンプに入れて、押し出して使う。

●〔オカユポンプ〕=ポンプ=オカユやインスタントウドンを入れて一定量を押し出す容器

●【おまつり〕=他人同志の仕掛けがからみ合ってしまうこと。釣り座の間隔が狭い釣り堀などで起こる。この場合は、仕掛けがからむ原因(たとえばとなりの人の目の前に仕樹けを流してしまったなど )を作った方の人が、からみをほどき、ほどけない場合は自分の仕掛けを切るのが礼儀。

〔か〕

●〔管理釣り場〕=収容人数が150人以上で、水探が3m以上ある人工釣り場。清遊湖、野田幸手園、加須吉沼、羽生吉沼、友部揚崎湖など。

●〔カツツケ釣り〕=ウキからオモリまでの間が、ウキ1本分もしくはその前後の、要するに水面直下の浅いタナ(深さ)を釣る釣り方。

●[カラツン]=アタリが出ているのに釣れない。その時のアタリのことを[カラツン]と呼んでいる。ツンと入って(あたって)空振り、という状態から生まれた完全なヘラブナ用語。

●〔肩〕=うきのかた=ウキのボディの上の部分で盛り上がっているところ。トップ付け根のすぐ下の部分。

●〔カラブリ〕=アタリがあってあわせても釣れない様子。

●〔カケアガリ〕=水底が傾斜しているところをカケアガリと呼ぶ。また、「カケアガリがきつい」など、底の傾斜角度を表わす場合にも使われる。一般に沖へ向かって深くなる底の様子を表わす言葉。

●〔カーボンロツド〕=カーボンとは炭素のことで、炭素を素材にして作られた釣り竿のこと。 現在主流の素材となっている。

●〔角麩〕かくふ=食わせエサの種類の1つの事、オカメ、一発、を総称して角麩と呼ぶ。

●【カヤ〕=カヤとは屋根を葺(ふ)くために用いられるイネ料の草(スゲ・ススキなど)の総称。

 ●〔カヤウキ〕は、ススキなどの茎の部分を材料にして作られたウキのこと

●〔ガリベラ〕=やせてしまっているヘラブナのこと。

●〔回遊〕=ヘラブナが群れを作り、泳ぎまわること。季節や水温、水探や天候の諸条件によって変化する。

●〔カッパギ〕=和舟を漕ぐ時に用いる道具。木製で両端に水かきが付いており、中心部を持って使う。また、地方によっては、カッパギは賭け釣りを表わす言葉として用いられる。

●〔角付け〕=エサを角ばらせて付けること。角をつけることにより、バラケ方が促進される付け方。ラフ付けよりも、しつかりと付ける。

●〔活性〕=釣りで使う場合は魚の動き(エサを食べる、エサに寄る)の良し悪しを表わす言葉。いくらエサを打って魚を寄せてもアタリが出ない時などに「活性が低い」などと使う。

〔き〕

●〔魚影〕ぎょえい=ヘラブナの密度の濃さ。魚影が少ないということなら、その釣り場のヘラブナの量が少なく魚影が濃いということなら、へらぶなの量が多いということになる。

●〔旧ベラ〕=主に管理釣り場や釣り堀、または放流が定期的に行なわれている釣り場で用いられる言葉。放流後1年以上が経ち、エサに慣れているヘラブナのことを指す。

●〔巨ベラ〕=大きいヘラブナのこと。地域・個人によってその基準はまちまち。現在では40cm以上を一般に巨ベラと呼ぶ。

●〔規定〕=釣り場に設けられた規則のこと。

●〔岸付け〕=ボートで釣る時に、ロープなどでボートを岸に固定して釣る事。

〔く〕

●〔食わせエサ〕=セット釣りで上鈎のバラケで寄せたヘラブナに食わせる為に下鈎に付けるエサの事。平均して小さく、魚が吸い込みやすいものを使う。グンテン、角魅、ウドン、インスタントウドンなどがある。

●〔食い渋り〕=魚釣りにおいて魚がエサを、なかなか食わない状態

●〔グラスロツド〕=ガラス繊維を素材として作られた竿。カーボンロツドが登場する前は、このグラスロツドと竹竿が主流だった。カーボンロツドに比べて重く、やわらか く腰がない。

●〔グルテン〕=ヘラブナ釣りにおいて主にくわせエサとして用いられるエサ。グルテンとは植物性蛋白質の一部で、麩の原料にもなる。

●〔口栓〕=竿や玉の柄や竿掛けの栓の事。

●〔黒帯〕くろおび=ウキのトップの目盛の色を区別するために入れられている黒い線。この黒帯がないと、トップの目盛はほとんど識別できなくなってしまう。太さはウキによって様々。また、この黒帯1本分が動く微妙なアタリを〔黒帯アタリ〕と言う。

〔け〕

●〔消し込みアタリ〕=水面上に出ているウキのトップが、一瞬にして水中へ消えるアタリの事。つまり、大きいアタリ。この時に強くあわせると、ハリスが切れることが多い。

●〔軽量カップ〕=エサを作る時に用いるカップ。10ccから200∝まで大きさは様々。価格は100円前後。

〔こ〕

●〔高野竹〕=和歌山県・高野山周辺に自生する竹。細身で表皮にまだらもようがあり、他の竹に較べて弾性に優れやわらかい。そのため竹竿の穂持に用いられることが多い。

●〔小ベラ〕=小さなヘラブナ。20cm以下のヘラブナ。

●〔ゴムカン〕=ウキの足の先を差し込む小物。〔ウキゴム〕とも呼ばれる。

〔さ〕

●〔さそい〕=ウキを動かすために、竿を手前に引いたり、穂先を沈めたりしてエサを動かすことによって魚の食いをさそう動作のこと。一般にゆっくりとした動作でさそいを行なう。また、セット釣りで、上鈎のバラケを落とすために行なう場合もある。

●〔さわり〕=ヘラブナがエサの周りに寄って水流を起こすためにウキのトップが上下に動く、アタリの前ぶれのこと。この時「さわった」とか「さわりが出た」という。

●〔竿掛け〕=竿を乗せておくための道具。万力・弓(総稀して万力と呼ぶ)に付けて、先端部に二又を付ける。一般的には万力、竿掛け、二又をセットした状態を竿掛けと呼ぶことが多い。

●〔サナギ粉〕=麩エサの中に含まれる、粉末状の集魚材のこと。主に蚕のさなぎを原材料としている。

●〔桟橋〕=ヘラブナ釣りで言う桟橋は、水面に浮かべられた(または陸に固定された)釣り座の事。

●〔山上湖〕=一般的には山の上にある湖のこと。ヘラブナ釣りにおいては主に富士五湖など標高1000mに近い場所にある湖を山上湖と呼び、それよりも低い位置(500m前後)にある山の中の湖を「準山上湖」と呼んでいる。

●〔先調子〕=竿のバランスを表す言葉。竿の描く狐の支点が竿先に近く、振った時も主に先が動く竿の調子のこと。

〔し〕

●〔渋い〕=魚がエサに食い付かないこと。〔食い渋り〕を見てね。

●〔新ベラ〕=養魚場から釣り場へ放流されたばかりのヘラブナのこと。水温の安定や魚体の成長など、生態学的にも輸送がしやすい秋口から初冬にかけて移入されるのが主流となっている。養魚場で育てられているために、魚体は太っていて引きも強い。また、エサを良く食べるために釣り人に喜ばれる。魚体が白っぼく、背中が張っている(盛り上がっている)のが特徴。

●【尺〕=しやく=長さを表わす単位。 ヘラブナ釣りではメートル法と並行して尺が用いられる。1尺は約30cm。

●〔シモリ〕=ウキが、風や流れなどにより斜めに立ち、流される様子を指す。 その為、ウキのトップが必要以上に水中に入り、エサがハリに付いていないのに、付いていると勘違いする事がある。

●〔下鈎〕下ぱり又は下バリ=仕掛けについている2本のハリのうち、長いハリスについているハリ。主に食わせエサを付けるために、上バリと同じか、上バリよりも小さいハリを使う場合が多い。

●〔ジョイント〕=道糸とハリスを接続する部分のこと。ヨリモドシ、丸カン(ワカン)等を使用するが、道糸を輪にしてハリスを直結する方法もある。

●【準山上湖〕=富士五胡のような山上湖に対し、標高500m以下の湖の呼び名。群馬県の鮎川湖、三名湖や埼玉県の円良田湖などがある。

●〔ジャミ〕=クチボソやヤマベなどの小魚の総称。ヘラブナ釣りではエサ取りとして嫌われる。

●〔しぼる〕=ヘラブナを釣って、竿が孤を描く様子。

〔す〕

●〔スレ〕=ハリが、魚の口以外に掛かつてしまうこと。ロ以外に掛かると不自然に引くためハリスが切れることが多く、〔スレがかり〕と言う。また、スレの時に出る、ズルッと入るアタリを〔スレアタリ〕と言う。

●〔スレ鈎〕=かえしのない鈎(ハリ)のこと。キャッチアンドリリースの釣りでは魚を傷めつけないために使用される。

●〔スイベル〕=ヨリモドシ、サルカンとも呼ばれる。道糸とハリスを接続するための金属製の小物。上下の輪を球型の止め金で止めて、2つの輪がそれぞれ回転するようになっている。

●〔スノコ〕=簾の子=細い板をすかして並べ、横木を打ちつけたもので、雨が降った時にクッションが濡れないようにしたりするためのもの。管理釣り場やボートなどに備えつけてある。

●〔巣離れ〕=深場で越冬していたヘラブナが水温が上昇してくる春先に浅場へと移動してくること。この後、春になって産卵のため、本格的に浅場へと移動するのが『乗っ込み』と言う。この時が、野釣りでは、1番釣れる時になる。ただし、産卵が始まるとエサに目もくれなくなる。

●〔スコープ〕=ヘラブナ釣り専用の双眼鏡の事で、長竿で小さなアタリを見る時に使う。3倍から6倍のレンズが使用されている。

●〔ストローク〕=ウキが水面上に立ってからの、上下の運動幅をあらわす言葉。ウキのトップの長さに比例するため、トップが長いウキは〔ロングストローク〕と呼ばれる。また、上下の運動幅が大きいため、水中で大きくエサを動かすことができる。そのため、広い範囲にわたってタナを探ることができる。

〔せ〕

●〔セット〕=バラケエサと食わせエサの組み合わせで釣る事を『セット釣り』と呼ぶ

●『セット釣り』=上鈎にバラケエサ、下鈎に食わせエサを付けて釣る、釣り方。

●〔ゼロなじみ〕=ゼロ馴染みとは、馴染みを入れない釣り方。浅ダナ釣りのセット釣りで、バラケエサと食わせエサを付けてエサを投入し、ウキが立ちエサ落ちメモリを通過し、下鈎の食わせエサだけの馴染みだけで釣る釣り方。

〔そ〕

●〔ソリッド〕=ウキのトップや足などに使われている

●〔底立て〕=自分の釣る位置の水深(タチ)を測ること。底釣りの基本中の基本であり、ヘラブナ釣りならではの繊細な作業。広く『タナ取り』と呼ばれている。

●〔底釣り〕=エサを底に付けて釣る釣り方。釣り方の種類は、幾つかある。

●〔外通し〕=底釣りの仕掛けの一種で、遊動するようになっているオモリのこと。オモリ自体に穴が空いている中通しオモリに対し、外通しオモリはナス型のオモリにフックが付いていて、そこにミチイトを通す。この外通しオモリを用いた釣り方を「外通し」と呼び、「中通し」とあわせて『ドボン』と言われている。

〔た〕

●〔タナ〕=2種類の言い方がある。1つは、釣る層のことを指す。宙の場合は底から順に、深ダナ(深宙)・正宙・浅ダナ(浅宙)と呼び。底釣りの場合エサが底についていることを前提に、上バリ何cmずらしのタナと呼ぶ。もう1つは、ヘラブナが、その日によって変わる遊泳層の深さを表わす言葉としても用いられる。

●〔タチ〕=水深のこと。底釣りの場合に、水探を測ることを「タチをとる」とも言う。

●〔段差〕=上バリと下バリの長さの差を指す。また、段差を広くした釣り方を段差釣りと呼び、時には上バリと下バリの差が1mにすることもある。

●〔段差の底釣り〕=普通の底釣り(バランスの底釣り)がハリス(と)の段差が5cmから8cmぐらいなのに対して、15cm以上の段差をつけて行なう底釣りを段差の底釣りと呼ぶ。冬の食い渋り時に威力を発揮する釣り方。

●〔段差釣り〕=宙釣りで、上鈎のバラケと下鈎に角麩やグルテン、ウドン等をつけて釣る時、20cm以上のハリス段差をつけた釣り方を言う言葉。

●〔玉網〕=魚を釣り上げた時に、魚をすくう円形の網のこと。

●〔玉の柄〕=玉網にそなえつける柄のこと。

●〔タッチ〕=ヘラブナ釣りでは、エサのバラケ具合や硬さや粘りなどコントロールして釣るが、その感触を表現するのに使う。例えば『ボソタッチ』『ネバボソタッチ』『カタボソタッチ』など。

●〔だんご〕=主に基エサ(バラケ)を丸めたエサのこと。上鈎と下鈎にダンゴエサをつけた釣り方のことを『両ダンゴ釣り』と言う。

●〔ダブル〕=上鈎と下鈎に、同時にヘラブナが釣れる事。

●〔タナ取り〕=底釣りにおいて基準となる水深を測ること。底立てのこと。

●〔タナ取リゴム〕=底釣りで、水深をはかる時に使うゴムのこと。トントンの時は、上鈎にタナ取りゴムを付けると。上鈎トントンになる。

●〔タナボケ〕=一定のタナにエサを落として釣るヘラブナ釣りでは、確実に釣るために狙ったタナに魚を集めるのが基本。ところが、エサが途中でバラケすぎたりしてタナ以外に魚が分散してアタリが安定しなくなる。この状態をタナボケと表現する。

●〔ダレル〕=エサが経時変化して粘り気がなくなってエサ持ちが悪くなること。ウドンやグルテン、オカユなどのエサに対して表現する時に使う。

●〔短竿〕(タンカン)=短い竿のこと。7尺から11尺位。

〔ち〕

●〔チチワ(結び)〕=8の字結びによって輪をつくるとチチワができる。竿先のツリアンに道糸を結んだり、ハリスを直結する時に作る。

●〔地合い〕=魚が寄ってきて一定の魚の層ができること。

●〔チモト〕=鈎(ハリ)の、ハリスを巻く部分。またはその上にある耳を含めてチモトと呼ぶ。

●〔宙釣り〕=水底にエサを着けない釣りを総称して宙釣りと呼ぶ。チョウチン釣りも、カツツケ釣りも大まかに分ければ宙釣りになる。

●〔中尺〕=中間の長さの竿のこと。12尺から16尺位。

●〔チョーチン釣り〕=竿いっぱい、天々(てんてん)とも言う。ウキが穂先に近い位置にある釣り方。要するに竿の長さ分のタナを釣る釣り方。

●〔釣果〕=釣った数や量のこと。

〔つ〕

●〔ツンアタリ〕=ヘラブナがエサを吸い込んだ時にウキのトップに出る動きのこと。

〔釣り堀〕=収容人数が150人以下で、水深が3m以内の釣り場。桃源境、高坂へら鮒釣り場、川越フィツシングセンター、上尾園など。

●〔釣り台〕=陸釣りの場合に、岸辺に立ちこんで釣るための組み立て式の台。高さを調節できる足が4本ついていて、その上の台に座り、竿掛けをセットして釣る。

●〔釣り座〕=釣り人が釣る場所や位置のこと。たとえば管理釣り場では、釣り座に番号がついている。また、親切な釣り場は、その釣り座に水深も書いてある。

〔て〕

●〔手水〕=エサを調整する時に手を水で濡らして濡れた手でエサをかきまぜてエサをやわらかくすること。水滴を直接かけることを〔手水を打つ〕と言う。

●〔テーパー〕=徐々に細くなっている状態のことで、主にウキの形状や竿の形状を表現するのに使う言葉。

●〔天井の釣り〕=竿の長さに関係なく、竿の穂先近くにをセットして釣る釣り方。『チョーチン』釣りと同じ。

●〔てんてん〕=「テンテン」の釣りとは、「チョーチン」釣りと同じ釣り方。

●〔テント〕=ヘラブナ釣り用のテントのことで、主に雨よけに使われる

●〔テンポ〕=いわゆるエサ打ちのリズムのことで、エサ打ちのテンポが早い、遅いなどと使う。

●〔電気ウキ〕=ナイター(夜釣り)に使用するウキのこと。リチウム電池を使用し、ダイオード発光でアタリがとれるように設計されている。

〔と〕

●〔トップ〕=ウキの部品。目盛がついている棒状のもので、セルロイドやポリカーポネイトで作られている。

●〔トロロエサ〕=食用のトロロ昆布を釣り用に開発したエサ。そのままクワセエサとして使用する場合もあれば、魅エサをまぜて〔トロダンゴ〕として使用する場合もある。夏場に両だんごでカラツンばかりになってしまう時、トロロエサでよく釣れることがある。

●〔トロがけ〕=セット釣りで下鈎に、トロロを引っ掛ける付け方。

●〔トロ巻き〕=セット釣りで下鈎に、トロロを引っ掛けて、そのトロロを、ハリに巻き付けて釣るエサの付け方。

●〔トーナメント〕=釣り大会。主に釣り具メーカー主催の大会に代表され、上位を狙って出場する人達を「トーナメンター」とも呼ぶ。またはトーナメント方式で行なわれる釣り大会。

●〔胴調子〕=竿の調子のことで、竿全体を見たとき竿の真ん中を中心にして曲がる竿のことを胴調子という。竿の先端附近で曲がる竿は「先調子」という。

●〔ドボン〕=中通しオモリ、外通しオモソをミチイトに通して釣る釣り方の呼び名。仕掛けに遊動式の重めのオモリを付けて、振り切りで、振り込むとオモリが『ドボン』と、音がするので『ドボン』と言う呼び名が付いた。オモリを底に着けてしまうため、流れに対して強い釣り方。

●〔ドロ〕=両ウドンの釣りで用いる一種のコート材。つまり、水中でまぶし粉がウドンからはがれないように外側からコートする粉末。〔ノリ〕が、まぶし粉に混ぜて使うのに対し、ドロはまぶし粉をウドンにつけた上からつける。

●〔トンボ〕=水探を測った時の目安にするためにモメン糸などを使って道糸に結んだ目印のこと。その結びめが昆虫のトンボに似ているところからトンボと呼ばれる。

●〔取り込み〕=ヘラブナを鈎がかりさせて手前に寄せ、玉綱ですくう一連の動作のこと。取り込みのコツは、魚を沖で浮かせて水面近くにへラブナのロを出して寄せてくると竿を傷めず、魚も暴れないといわれる。

〔な〕

●〔長竿〕=長い竿のこと。17尺位から長い竿を呼ぶ。

●〔なじみ〕=エサを付けて振り込み、エサ落ち目盛より上の目盛がエサの重さで沈んで行くこと。エサ落ち目盛を基準に、沈んだトップの目盛を数えて「何目盛なじみ」と言い、トップの先端近くまでなじませる事を『 深なじみ』と言う。

●〔中通しオモリ〕=オモリの名称。細長い流線型のものが、ヘラブナ釣りでは主流。中心部分に穴が空いていて、ミチイトに直接通せるようになっている。

●〔ナイター〕=夜釣りのこと。

〔に〕

●〔握り〕=竿をつかむ部分。

●〔二段あわせ〕=アタリが出てあわせる時の竿さばきのこと。あわせた時に、竿で水面を1度軽くたたき、次の動作で竿をしぼる、または、上げる動作。 このあわせ方は、隣の釣り人の迷惑になるので注意してね。

●〔入釣〕=釣り場に入ること。主に営業時間が決まっている管理釣り場や釣り堀で使われる言葉。

〔ぬ〕

〔抜きバラケ〕=浅ダナのセット釣りの釣り方の1つ。

〔ね〕

●〔根がかり〕=仕掛けが水中の障害物や水底の石や木などに引っ掛かってしまう事。よく言う『地球を釣ったぞー』とか『池を釣ったぞー』と言うのは、この事ですよ。

●〔練り餌〕=麩エサの事。必ずしも練る事ではないので、勘違いしないでね。

〔の〕

●〔野釣り〕=一般的に、営利目的で人工的に造られた釣り場以外、つまり自然の湖沼、河川、などでの釣り。

●〔野ベラ〕=放流魚・養殖魚とは違い、その釣り場で育ったヘラブナのこと。〔地ベラ〕と同じ。

●〔納竿〕のうかん=竿をしまうこと。つまり、釣りを終了することを表わす言葉。〔納竿時間〕とは、釣りを終了する時刻を表わしている。

●〔乗っ込み〕=春、水温が上昇して、完全に巣ばなれしたヘラブナが、産卵をするために水温上昇の早い浅場へ移動して産卵するまでの行動。移動する浅場は主に水草などの水生植物が密集する所になる。

●〔ノリ〕=両ウドンの釣りにおいてマブシ粉がウドンに良く付くようにするための粘着剤。

●〔のされる〕=ヘラブナが鈎(ハリ)がかりした時に、魚が一気に走り(泳ぎ)、水中へ大きく竿が引き込まれて、竿で魚の引きに耐えることができなくなる様子。この時は、当然、ハリスが切られてしまう事が多い。 また、穂先と仕掛けを持っていかれる事も良くある。

〔は〕

●〔パワーセット釣り〕=浅ダナやチョーチンセット釣りで、上バリのバラケエサを普通                  の大きさよりも大きく付け、多くのヘラブナを寄せて釣る釣り方。
  その為、太めなパイプトップを使う事が多い。利点としては、普通のセット釣りより     も多くのヘラブナを寄せる事ができる。

●〔バラケ〕=魚を寄せることを目的とするエサのこと。主に上バリに付けて使用される。

●〔バランスの底釣り〕=普通の底釣りのこと。底釣りには、いくつかの釣り方があるが、バランスの底釣りは、上鈎のハリスの長さと下鈎のハリスの長さを、(上鈎)5cmから(下鈎)8cmぐらいの長さの段差をつけてセットし、『タナ取りゴム』を上鈎につけて、釣るポイントの水深をはかるタナを『上鈎トントン』のタナと言う。つまり、この時点で、両方のエサが地底に着いている状態になる。そこから釣り始めて、上鈎を何センチ 、はわしたらよいか、その日のあったタナを探して釣る。

●〔バラシ〕=魚が釣れて途中でハリからはずれること。「バラシした」「バレた」と使う。

●〔はわせる〕=底釣りでエサを底に着ける時、エサをはわせると言う。例えば「上バリを2cmはわせると良く釣れる」という表現をする。

●〔ハリス〕=鈎(ハリ)をつけた糸のことで、ヘラブナ釣りでは2本のハリスを仕掛けに付ける。

●〔ハリスピッタリ〕=鈎(はり)を結んだハリスの長さを決める小道具。

●〔パイプトップ〕=ウキの、目盛のついた部分をトップというが、中が空洞になっているものを「パイプトップ」と呼んでいる。太さは、細、中細、極大などの種類がある。素材もセルロイド、ポリカーボネイトなどがある。これに対して中がつまっているものを「ムクトップ」と呼んでいる。

●〔バカ〕=バカとは、私のことではなく、竿の握りの竿尻よりも、ハリスのジョイント部(ヨリモドシなど)が出ていることを指す。

●〔ハタキ〕=魚の産卵行動。水生植物が繁る浅場や、浮遊物などに卵を産みつける。この時、魚体を激しく動かすために、水しぶきが上がる。ちなみに、ハタキに入った魚は、エサを食べないと言われている。

〔ひ〕

〔ピーカン〕=(ぴーかん)=快晴のこと。ドピーカンも同じ。

〔ヒゲセット釣り〕=セット釣りの釣り方の1つ。セット釣りとは、上バリにヘラブナ       を寄せる為にバラケエサを付け、寄ったヘラブナを釣る為に食わせエサを下バリに付けて釣る釣り方で、下鈎の食わせエサに、トロロコブを引っ掛けて釣る釣り方。ヒゲトロセット釣りとも言う。

●〔ひねベラ〕=新しく放流された魚を新ベラと呼ぶのに対し、前から入っている古いヘラブナをひねベラと呼ぶ。エサ慣れして釣るのが難しく、ひねくれているという意味から、こう呼ばれている。

●〔PCムクトップ〕=ここ数年使われだしたウキのトップの事。PC=ポリカーボネイトの略。軽くて丈夫な素材。
模型飛行機などに使用されている。ウキに出る『アタリ』としては、ソリッドトップの方が敏感。

●〔PEライン〕=正式名称は「超高分子量ポリエチレンライン」という。因みに現在、国内で生産されているPE原糸は東洋紡「ダイニーマ」のみ。「ダイニーマ」は東洋紡とオランダDSMの2社が所有する登録商標である。  
一般的な沖釣り用PEラインは「8本組みの角打ち」で組み上げてある。細物は4本。

 ヘラブナ釣りでは、使用されていないが載せました。
 

〔ふ〕

●〔麩エサ〕=水を配合すると練りエサとなる、麩を主体につくられたエサ。たとえば、バラケマッハ、新B、段差バラケなどのエサ。

●〔二又〕=竿掛けの先端部についている竿を置く部分で、文字通り二又になっている。最近ではヘッドとも呼ばれている。

●〔ふかせる〕=水中へ入ったエサがゆっくりと落ちていくことで魚が食い気を出すことがある。ウキの浮力を小さくしたり、オモリを分散したり、ハリスを長くすることでこの効果が得られる。

●〔フラシ〕=釣った魚を入れる『ビク』のことをヘラブナ釣りではフラシと呼ぶ。

●〔フレアタリ〕=一般的な下へ入るツンアタリや消し込みアタリのほかに、ウキのトップが前後左右にゆれるアタリのこと。 カッケ釣りなどで、あわせるアタリ。

〔へ〕

●〔ベタ〕=底釣りにおいてエサが底にはっている状態をさす。ズラシと同じ意味で使う。

●〔へらバッグ〕=ヘラブナ釣り専用のバッグのことで、カバンと竿ケースをセットにして売っている。

●〔ヘチ〕=水辺のことで、端っこや際という意味。「ヘチ狙い」とか「ヘチ際を釣る」と使う。

●〔ペレ宙〕=ペレットを入れたダンゴエサを上下のハリに付けて釣る釣り方を言う。

   竿の長さは、様々だが、大会等では13尺〜18尺位の長さを使う事が多い様だ。
   タナはウキからオモリまで1メートル前後位でハリスの長さはヘラブナの活性に

   よって様々だ。

〔ほ〕

●〔ボディ〕=ウキの胴体の部分をボディと呼ぶ。

●〔本調子〕=ほんちょうし=基本となる、一般的、中間的な竿のバランス。

●〔穂先〕=竿の最先端部分のことで、穂持とつながる一番細い部分。

●〔穂もち〕=穂先の下の部分につながる。4本つなぎの竿の場合、握りから順に元、元上、穂持、穂先といった構成となる。

●〔ボウル〕=いわゆるエサボールのことで、プラスチック製の容器で、エサを作る時に使う。普通4個くらい用意すると便利。このほかにグルテン用の小さなボウルも2個ほど持参すると良い。

●〔ポンプ〕=オカユやインスタントウドンを入れて先端の小さな穴から押し出して使うための容器。

〔ま〕

●〔万力〕=竿掛けを固定するための道具で、釣り座にある角木にネジで止めるため、万力と呼ぶ。

●【マッシュ〕=マッシュポテトのことで、現在では野釣りで巨ベラを狙う時に水を加えて練り込んで使う。また、グルテンエサにも配合されている。

●〔マルカン〕=道糸とハリスを接続する小物で、ヘラブナ釣りでは、「極小」「小」「小小」サイズがあり、スイベルよりも小さくてヘラブナ釣りに適している。

●〔まぶし粉】=魚粉や植物性タンパクをにしたもので、ウドンにまぶして、ヘラブナを寄せるバラケのかわりに使用する。

●〔満水〕=池や湖の水位がいっぱいになっている状態の事。

〔み〕

●〔ミザオ〕=ヘラブナ釣りにおいては、舟を固定するために使う。

〔む〕

●〔ムク〕=ムクトップ・ソリッドトップと呼ばれているが、ムクとは「=solid」つまり、まじり気のない・中身の詰まったという意味。要するにムクトップとソリッドトップは同じ意味。

●〔ムズアタリ〕=ヘラブナの食いアタリのひとつで、重々しく小さく沈むアタリ。たとえば、「1目盛のムズッと入るアタリ」などと言い、ツンのアタリよりもスピードの遅いアタリで底釣りのアタリに多い。

〔め〕

●〔目盛〕=ウキのトップの色分けされた部分を目盛と呼ぶ。

●〔銘竿〕=竹竿で、特に優れた作者の竿を銘竿と呼ぶ。

〔も〕

●〔もどり〕=水中になじでいたウキのトップが、エサがバラケたり、魚の寄りによって上がってくること。「魚が寄ってきたのでウキのもどりが早くなった」と言うように表現する。

●〔モジリ〕=魚が水面上にはねる様子。なぜモジるかは、ヘラブナに聞いて見ないと分からない。ヘラブナは、大体群れで行動するため、モジリの出る場所が群れの位置を判断する重要な要素となる。

●〔藻面〕=水中の藻や水草の上の水面のこと。

〔や〕

●〔矢竹〕=矢の軸の部分に用いられることからこの名が付いた。高さ3mほどで節間が長い。張りがあるのが特長。主に竹竿の元、元上や玉の柄、竿掛けの材料に用いられている。

〔ゆ〕

●〔夕まづめ〕=夕方や日没前に魚が活発に動き、エサを食べる。

●〔弓〕=万力の一部分で、竿掛けの高さを調整するために弓なりになった部品のこと。

〔よ〕

●〔より戻し〕=スイベル、サルカンとも呼ばれ、糸と糸を接続する為の小物。両端で回転するようになっている。

〔ら〕

●〔ラッキョウ竹〕=節目、節目でラッキョウのようにふくらんだ竹のこと。竿掛けや玉の柄に使った物もある。

●〔ラフ付け〕=エサを付ける時に、あまり表面を整えずに付けること。ハリにエサを押しっけるように付ける。主に、魚を寄せることを目的とした付け方で、水中でのエサのバラケ方が早い。 釣りのテクニックの1つ。

●〔ラブラブ〕=上鈎と下鈎に、ヘラブナが同時に釣れる事。

〔リ〕

●〔リズム〕=ヘラブナ釣りでは良く使われる言葉で、「エサ打ちのリズム」などと表現する。繰り返しエサを打って釣っていくヘラブナ釣りは、リズミカルな釣り方が大切となる。〔テンポ〕と同じ事。

●〔陸釣り〕=文字通り睦に釣り台を設置して釣る方法のことで「おかっばり」と同じ。

●〔両こ〕(リャンコ)=上下のハリにヘラブナがハリ掛りすること。ダブルとか二つと
 同じ意味。

●〔両ダンゴ〕=上下二つのハリに同じエサ(ダンゴ)をつけて釣ること。ヘラブナ釣りの基本的な釣り方で、春から秋にかけて水温の高い時期に有効な釣り方。

●〔両卜口ロ〕=上下二つのにとろろ昆布と麩エサをまぜたダンゴをつけて釣る釣り方。

●〔両ウドン〕=同じく上下二つのにウドンをつけて釣る。通常はまぶし粉をウドンにつけてバラケのかわりとして釣る。

●〔両グルテン〕=上下二つのにグルテンエサをつける釣り方。

●〔リリアン〕=竿先に道糸を結ぶためにリリアン糸をつけてある。

〔る〕

●〔涙滴型〕=エサを鈎(ハリ)に付けた時の形状のこと。鈎のチモトをおさえて、型をととのえた時に、しずく型になるためにこう呼ばれる。最も一般的なエサの付け方。

〔れ〕

●〔レンギョ〕=中国から食用に移入された魚で、体長1m以上にもなる。プランクトン食で、大河川や支流、それにつながる湖沼で繁殖する 。ヘラブナ釣りをして釣れる事がある。

〔ろ〕

●〔口−プ付け〕=湖などでボートで釣る場合、あらかじめロープが水面上に設置されている所では、このロープにボートを固定して釣ることを言う。通常は、2本のロープが平行に張られており、オールを止めるクラッチ部と、ヘサキにロープを固定して止める。

●〔ロングトップ〕=ウキの形状のことで、ボディに対して長いトップをつけたウキのこと。主にムクトップを用い、段差釣りや食い渋り時に幅広くタナを探って釣るのに適している。

〔わ〕

●〔ワンド〕=川や湖の岸の一部が湾状にへこんでいる所で、乗っ込み期や強風時の逃げ場として好ポイントの一つとなる。

●〔割れ落ち〕=いわゆるエサが水中で、じわじわとバラケないで、一気に割れて落ちてしまうこと。こうしたエサは、釣りのリズムをこわしたり、カラツンになったりする。

●〔わらび粉〕ウドンを作る材料の一つ。食用の植物で、地下茎からとったでんぷんをわらび粉と呼ぶ。

  以上ですが、その他にあれば追加していきます。

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